歯磨き指導                                                              Brushing


「仕上げ磨き」を習慣に!
お子さんだけの歯みがきでは、むし歯の原因になるプラークを除去することは難しいです。
寝る前には保護者の方が「仕上げ磨き」をしてあげましょう。

仕上げ磨き ここがカンジン!
● 前歯

前歯で汚れやすいのは、歯と歯ぐきのさかい目や、歯と歯の間です。汚れが残りやすい裏側は、歯ブラシを縦にして磨くとよいでしょう。
上の前歯の表面は、唇をそっと押し上げて磨くのがコツ。歯ぐきに強く当てないように注意。歯ブラシを直角に当てて、左右に細かく動かします。
● 犬歯

犬歯は、表面が大きくカーブしていて、両サイドのスミや歯ぐきとのさかい目に汚れが残りやすいので、歯ブラシを縦に向けて動かし、スミやさかい目に注意して磨きましょう。
歯ブラシを縦にして、両側の隅や歯ぐきとのさかい目を丁寧に!
カーブに沿って歯ブラシを当て、毛先で汚れを掻き出す様に!
● 奥歯

くぼみや歯と歯の間、舌や頬に接している面に汚れがのこりやすいので、一番むし歯になりやすい歯です。歯ブラシをきちんと当てるには、歯ブラシと同じ方向に指を入れ、頬の内側を持ち上げると奥まで見えて磨きやすくなります。子供の顎を包み込むようにするのがコツです。
歯ブラシを前後に細かく動かす。生え始めの低い歯の時は、ブラシを横から入れると良いでしょう。歯ブラシの角度を45度くらいにすると、歯と歯ぐきのさかい目も磨けます。
● デンタルフロス

歯と歯にすき間がない場合は、デンタルフロスを利用するのも一つの方法。2歳半までは歯ブラシだけで磨いたほうがよいでしょう。
子供にはホルダー付が適しています。使い捨てタイプが便利!
歯ブラシでは取れないすき間の汚れに効果があります。
ゆっくりゆすりながら歯間に入れて、両方の歯の側面をこするように動かしてください。



★お子さんを誉めて、歯みがきや仕上げ磨きを嫌がらない環境を作っていきましょう。

仕上げ磨きのポイント!


お子さんがひとりで上手に歯を磨けるようになるまでは、保護者の方の仕上げ磨きが必要です。
ただし、あせりや無理強いは禁物!ゆっくり毎日の習慣にしていきましょう。

仕上げ磨きのポイント!

お子さんがひとりで上手に歯を磨けるようになるまでは、保護者の方の仕上げ磨きが必要です。
ただし、あせりや無理強いは禁物!ゆっくり毎日の習慣にしていきましょう。


1. 歯ブラシは?

ヘッドが小さめで奥歯まで磨けるコンパクトなものを!

2. 鉛筆と同じ持ち方で、軽く握る!

力任せにゴシゴシやっても歯垢は落ちません。
軽く握ってシャカシャカと磨き、指先で細かい動きをコントロール!

3. お母さん自身がゆったりした気持ちで!

忙しいからとあせって磨くと力が入りすぎたり義務磨きになり、かえって歯みがき嫌いにしかねません。
ご自分もゆったりした気持ちで声をかけながら、楽しんで磨いてあげましょう!

4. 磨く順番もポイント

前歯の近くは敏感なので、触られるのを嫌がる子供も多くいます。
感覚の鈍い下の奥歯、上の奥歯、下の前歯、上の前歯の順に磨くと抵抗が少ないかも。

5. 頭をひざに乗せて安定させて!

口の中がよく見えて磨きやすいのは寝かせた姿勢。頭をひざに乗せて安定させると両手が使えるので便利!

6. 6歳臼歯は、必ずチェック磨きを!

6歳臼歯は、上下の顎の噛み合わせを決定する大切な歯です。
一人で磨いているお子さんでも、最後は必ずチェック磨きをしてむし歯から守ってあげてください。